Set Alpha Coefficient: ByName


要 DX9 対応シェーダ
ASTER::ACTION::ObjectControl::Set Alpha Coefficient; ByName

コントローラに登録済みのモーショングループを対象に、インスタンスの描画アルファ係数の変更。

Application Graphics Mode Settings

アプリケーションのグラフィックスモードは 16 Million colors ( 24 ビットカラー ) を選択。

アルファ係数 (アルファチャンネルとも呼ばれる) は画像の透明度を制御する値です。DirectX ではアルファチャンネルは通常 8 ビットで表現され、0 ( 完全に透明 ) から 255 ( 完全に不透明 ) までの 256 レベルの透明度を持つことができます。

  • 0 は完全に透明

  • 255 は完全に不透明

インスタンスのアルファ係数は、特定のインスタンスが描画される際の透明度を設定するパラメータです。他オブジェクトや背景とどのように重なり合うかを制御できます。


CF25 標準機能との比較

本機能は CF25 の標準機能にも実装がある「アルファ係数値の変更命令」とほぼ同等です。CF25 の独自仕様と一致するように作られているため、0 が「完全な不透明」、255 が「完全な透明」です。

本命令は ASTER のモーションコントローラに登録されたモーショングループ名を使って、対象インスタンスの「値の一括変更」に対応する目的で実装されました。

本命令では RGB 値を変更せず Alpha Coefficient 値 ( 透過率 ) だけを変更します。

JSON 機能と連携すれば RGB 値を含めたアルファ係数の変更も可能です。詳しくは別命令を参照。


Parameter.1

モーショングループ名の指定

登録されているモーショングループが二つ以上ある場合、グループ名を指定すると該当グループにパラメータを設定できます。

Parameter Exsample Description
"ExMotion1" グループ名を指定したパラメータの設定
"" 空文字列を送信、登録されている全モーショングループが対象

グループ名を指定せず空文字を送信すると、現在登録されている全モーショングループが対象となります。


Parameter.2

0255 の値を入力。一般的な仕様や説明と逆で 0完全な不透明になる点に注意。

Param Description
0 完全な不透明 ( 非透過 )
100 半透明
255 完全な透明 ( 不可視 )

Caution: On the conversion of number types

ASTER へ送信される数値はセキュリティのため size_t という符号なし整数型にキャストされます。

マイナス値を入力された時、キャストによってマイナス値は 2 の補数形式で正の整数として扱われます。

具体的には -1 をパラメータ.2 へ入力すると、値は符号なし整数の最大値である 4'294'967'295 ( 0xFFFFFFFF ) に変換されます。

-2 を入力すると 4'294'967'294 ( 0xFFFFFFFE ) です。

その後、数値最大は 255 に制限されるため、パラメータ.2 は -1-2 も最終的に 255 となります。